blog

2020/10/08 17:21


今では女性に欠かせないものとなったランジェリー。世界中で愛用されているランジェリーはもともとどのような形で作られて、どのような歴史を辿ったのでしょうか。そして、日本ではどのように広がっていったのでしょうか。

 

今回は、ランジェリーの歴史について確認していきましょう。


ランジェリーなど下着の歴史をチェック!



世界中で使われているランジェリー。まずは、ランジェリーの原型はどこで作られたのか、どうやって今の形になっていったかを見ていきましょう。

 

西洋のコルセットが原型

 

ランジェリーの原型は、西洋で使われていたコルセットです。当時の西洋では「身体は美しく造形するもの」とされており、その考えのもとでコルセットが作られていました。胸を高い位置に持ち上げて、お腹はギュッと締め付けることで、より女性らしいボディラインを強調させていたのです。

 

19世紀には世界中でコルセットが使われた

 

19世紀には世界中でコルセットが必需品に。この頃、フランスは世界へのコルセット輸出第一位の国となっていました。

 

コルセットを付けることでできるボディラインが理想とされ、コルセットを付けていないとエレガントとは言えないと考えられるほどだったのです。ただしコルセットは締め付けがきつく、ボディラインの美しさを追及するほどに女性の身体への負担は大きくなっていきました。

 

第一次世界大戦直前、上下セパレートタイプが登場

 

身体を締め付け、動きにくいコルセットに対して、女性たちの不満は大きくなりました。第一次世界大戦の直前に、上下セパレートになったタイプのものが登場したことで、それまでのコルセットは一気に廃れます。この上下セパレートタイプの上部分、バストサポーターが後のブラジャーの原型です。

 

この頃に伸縮性のあるニット素材をフランスのメーカーが開発したため、女性のランジェリーはどんどん着心地がよいものに変わっていきました。

 

コットンやナイロンなどの素材に変わり、一般化

 

その後、コットンやナイロンなどの素材が使われるようになり、大量に生産できるようになっていきます。それにより、誰でも気軽にランジェリーを使える時代になっていったのです。それに伴い、さまざまなカラーのランジェリーが作られるようになります。また高級ブランドから洗練されたデザインのものが次々と発表され、ランジェリーはおしゃれを表現するものへとなっていきました。

 

現在、ヨーロッパにある老舗のランジェリーブランドは、もともとコルセットを作っていたところが多いのです。従来からの技術を生かしつつ、女性がより美しく、より快適に過ごせるようにと作られたランジェリーが支持されてきました。その中でも、フランスのランジェリーブランドは下着製作へのこだわりが強く、世界中から信頼されています。

 

日本でのランジェリー・下着の歴史



日本ではランジェリーはどのように広がっていったのでしょうか。日本での歴史も見ていきましょう。

 

第二次世界大戦後、洋装の女性服と共に広まった

 

日本では、洋装はすでに男性には広がっていたものの女性にはなかなか広がりませんでした。そのころの日本人女性は着物を着るのが主流だったのです。そのため、洋装をきれいに見せるために作られていたランジェリーも日本では広がらず、ようやく一般化していったのは第二次世界大戦後でした。

 

1950年頃には、螺旋のように巻かれたスプリングに布をかぶせてあったブラパットと、それを入れるための内袋が付いたブラが発売されます。また1950年代にはディオールが発表するファッションが日本でも人気に。その流行に合わせて、ファッションを美しく着るために必要なブラやガードルも一般的になっていきました。

 

1960〜1970年代にはワイヤー入りブラも登場

 

1960〜1970年代には日本のランジェリーが一気に近代化します。ワイヤーが入ったブラや、カップに縫い目がなくきれいな表面のシームレスカップブラなどが発売されました。1978年にはフロントホックタイプのブラもラインナップに。

 

そして現在の形へ

 

1980年代前半にはエアロビクスなどのフィットネスが一大ブームになりました。それに合わせ、カラフルなさまざまな色のランジェリーが発売されていきます。

 

1980年代後半には日本中が好景気に沸きます。ボディラインが強調されたボディコンが人気になり、もっとボディを美しく見せられるようにとランジェリーにこだわるようになっていきました。ヨーロッパ製のバストがきれいに見せられるブラなどが人気になります。

 

そして、ランジェリーは現在の形へと変化を遂げていくのです。

 

まとめ



今では快適に美しいボディラインが作れるようになったランジェリーですが、もともとは身体を締め付ける、負担の大きいものでした。今のランジェリーがあるのは、美しさと着やすさをこだわり続けた先人たちがいたからです。歴史を知ることで、今何気なく使っているランジェリーのすばらしさ、ありがたみを知ることができたでしょう。

 

また、現在フランスのランジェリーがなぜ世界中で支持されているのか、その理由の一端も知ることができたのではないでしょうか。いつも自分の身体を支え続けてくれているランジェリー。ぜひ、大切に使うようにしたいものですね。