パサージュ Passage|フランス製ランジェリー

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2020/10/08 14:50

海外製のランジェリーと聞くと、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。日本のランジェリーにはないセクシーで大胆なデザインや、大人向けの少し高価でオシャレな下着というイメージがあるかもしれません。

海外製のランジェリ―の中でも、フランスは特別。フランスは「世界で最もランジェリー好き」といわれるほどのランジェリー大国なのです。そういわれる理由はいったいどこにあるのでしょうか。

フランスのランジェリーの歴史とオシャレの秘密を紐解いていきましょう。

「ランジェリー」はフランス語



ランジェリーは一般的に、女性用の下着や肌着、部屋着などのことを指すフランス語です。その中でも特に、レースなどのオシャレな装飾が施された、ファッション性の高い、高価な下着類を指すことが多いです

また、フランス語では「ランジェリー」は下着の意味以外にも「宿泊施設のリネン室」や「リンネル販売業」といった意味もあるそう。

ランジェリーの語源

フランス語で女性用下着を指す「ランジェリー(Lingerie)」は、リネンを指す「ランジュ(Linge)」と英語の「ジュエリー(jewelry)」を足したものが語源であるという説があります。

ヨーロッパでは昔からリネンは下着の素材として使われてきました。リネンは、繊維が細くて柔らかく、さらに丈夫であるため、下着の素材として適していたと考えられます。

ランジェリーは他の下着とどう違う?

下着にはいくつかのカテゴリーがあり、ランジェリーは、実はそのうちのひとつ。下着は目的や機能性によって、次のように分けられているのです。

一つ目は、「ファンデーション」。ボディーラインを美しく補正するための下着です。ボディースーツやガードルなどがこれにあたります。

二つ目は、「ニットインナー」。暑さ、寒さから体を守ったり、汗を吸い取ったりすることを目的とした下着です。ニットトップ、ニットボトムがこれにあたります。

そして「ランジェリー」。ランジェリーは薄地の下着で、レースなどの装飾が施されており、ファッション性と機能性を併せ持った下着を指します。基本的には、ファンデーションと洋服の間に着るものとされていて、スリップ、キャミソール、ペチコートなどがこの種類です。


世界で最もランジェリー好きといわれるフランス


フランスのパリでは、通りのあちらこちらにオシャレな下着ショップが軒を連ねる風景が見られます。

百貨店の下着売り場も日本に比べると格段に数が多く、取り扱っている面積も広いそう。フランスのパリは、世界のランジェリー好きにとって憧れの町といえるでしょう。

ランジェリーブランドの数が多い

まず、フランスには下着ブランドの数そのものが多いです。高級なブランドから、比較的手に入りやすい低価格の下着まで様々なブランドがあり、そのため年代も若い人向けから大人の女性の下着まで網羅。ランジェリーの種類についても、エレガントなものからカジュアルなもの、セクシー系やスポーツ系と様々なブランドの下着が揃っているため、たくさんの下着から自分に合ったお気に入りの下着を選ぶことができます。

フランスではランジェリー見本市が行われる

パリでは、毎年1月と7月にランジェリーや水着などを取り扱う世界的な見本市「アンテルフィリエール」が開催されます。

「アンテルフィリエール」は、下着関連の見本市の規模としてはなんと世界一。また、毎年1月には「国際ランジェリー展」も開催されるのです。

「国際ランジェリー展」は、ランジェリーの最新トレンドを示す一大イベント。世界中のランジェリーブランドが集い、その数は数百にわたるため、別名「ランジェリー界のパリコレ」とも言われています。

各ブランドがコレクションを披露する他、セミナーやショー、パーティーイベントなどが開催される盛大なイベント。ランジェリーのトレンドは毎年フランスのパリから発信されているのです。

ランジェリーブランドが水着を展開していることも

「アンテルフィリエール」で水着を扱っているように、ランジェリーブランドが水着を展開していることは決して珍しくありません。

百貨店のランジェリー売場、ランジェリー専門店などでは、春夏の季節になるとランジェリーと一緒に水着が店頭に並ぶことが多くなっています。

ランジェリーブランドはボディーラインを美しく見せる技術に優れているため、ランジェリーと併せて水着を展開していることが多いのです

トップ(ブラジャー)とボトム(ショーツ)が別売りになっており、さらにデザインバリエーションが豊富なため、自分のサイズに合ったものを選べることも特徴。

フランスでは、水着は泳ぐためというより、ランジェリーと同様に、「ボディーを美しく飾るためのもの」と捉えられているのです。

 

フランスでのランジェリー文化の発展


ブラジャーは、19世紀に起こった衣服改革運動が起源と言われています。

それまで、体を締めつけるコルセットが主流でしたが、1850年代には軽量でつけても苦しくない「胸サポーター」の着用がすすみました。

現代のブラジャーの原型といえるデザインは、1850年代~1920年代にかけて誕生したと言われています。

第一次大戦勃発後、「胸を強調しない」スタイルが求められ、1930年代には、カップサイズ表記、ホック留めなど多くの特徴が加えられ、現代のブラジャーの形により近づきました。

そこからさらに素材の伸縮性などが改善されたり、デザインの選択肢が増したりしたことによって、女性のあいだでブラジャーの人気がどんどん高まっていったのです。

フランスのファッション文化に関連

ランジェリーには時代の動きが反映されるとも言われます。近年では、女性の社会進出が進んでいることに伴って、ランジェリーは「より快適であること」が求められているとのこと。

フランスの女性は、スポーツをしたりエステに通って体作りをしたりするよりも、美しいランジェリーで自身を着飾ることで自分の体を美しく女らしく見せるという感覚を持ってきました。

また、フランスの恋人たちのあいだでは、男性から女性へ下着を贈ったり、男女の間柄でない親しい友人同士でもランジェリーを贈ったりすることがあるそう。そのため、クリスマスシーズンには期間限定のギフト用アイテムがランジェリーブランドからリリースされます。

ランジェリーは洋服とのトータルコーディネート

洋服は女性の身体を美しく見せるように作られていますが、下着は女性のボディーラインを整える役割があるのです

フランス女性たちは、流行のファッションを格好良く着こなすためには、適切な下着を選ぶことが大切だと考えています。

日本では洋服と下着は別物と考えられがちですが、フランスでは洋服と下着をトータルでコーディネートすることを意識しているのが特徴。

下着やランジェリーをファッションの一部として考え、下着のオシャレを大切にする気持ちによって、フランスのランジェリー文化が発展してきたといえるでしょう。


 

フランスのランジェリーのサイズ


フランスのランジェリーのなかでも、ブラジャーは日本のもの比べてサイズがひと回り大きいサイズで作られていることが多いです

サイズや実際に着けたときのフィット感は、ブラジャー選びにはとても重要。サイズが合わなかった!ということがないように、購入前にしっかりと調べることが大切です。

フランスのランジェリーは日本とどう違う?

フランスのランジェリーは日本のランジェリーよりセクシーでオシャレというイメージが強いかもしれません。しかし、フランスのランジェリーと日本のランジェリーの違いはデザイン性だけではないのです。日本製のランジェリーは、基本的にデザインと言うよりは機能性を重視して作られているものが多いです。「寄せて上げる」というキャッチコピーがあるのも納得ですね。また、フランスのランジェリーは日本のランジェリーよりもサイズの設定が大雑把になっていることが多いようです

ブランドサイトでサイズをチェック

ランジェリーを選ぶ際に、色やデザインなどももちろん大切ですが、バストや身体のラインを美しく見せるためには、自分のサイズに合ったランジェリーを選ぶことも重要です。通販サイトでは多くの場合、ランジェリーのブランドごとに、サイズ表が詳細に掲載されていることが多いです

サイズ表を見ながら、自宅で納得がいくまでサイズを確認すると良いでしょう。また、もしサイズが合わなかった場合でも、サイズ交換やメール相談などのサービスがあるところもあるため、事前に調べておくと安心です。

まとめ



デザインも様々なフランスのランジェリーは、気分もオンナ度も高めてくれる優秀アイテム。その歴史も長く、種類も豊富なので、自分にぴったりのものがきっと見つかるはずです。特別な日のために、自分のために、とっておきのランジェリーを選んでみてはどうでしょうか。きっと気分もオンナもアゲてくれるはずです。

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